-- アナログ・デジタルの融合 --

 アナログの連続性、デジタルの非連続性は当然の事実であるが、アナログとデジタルの融合した機器もある。例えば、アナログ式の電波時計があるが、これは動作自体は連続的なものであるが、電波の受信の際にはマイクロプロセッサーが利用されるため、ここでは非連続(デジタル)として機能する。つまり、デジタル・非デジタルを二項分立でとらえるべきではない。
 また、この電波時計の場合、特異なことにデジタルからアナログへの変換を行っている。それは、クロード・シャノンの理論を考慮し、ノイズの少ないデジタルで伝達し、なおかつ常に時間軸上での存在があるアナログも利用されるため、両方のメリットがある。